Athlete Social Responsibilityを考える

アスリートの社会的責任

アスリートの社会的責任について考える

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先日、母校の同窓会総会に出席した際に、体操、柔道の元前日本代表と、パラリンピック水泳代表のコーチと話す機会をいただき、アスリートの社会的責任について意見を求めたところ、アスリートの不祥事における危機感はあり、それについてのセミナー等は行ってはいるけど、スポーツにおける環境負荷はもちろん、自身が行っているスポーツの歴史や、ルールの変遷などの基本的な知識も知らないまま、競技生活を続けているのが現状のようです。

 

「世界で勝つには、相手の国の文化、言葉を知らないと勝てないんだよ。もっと勉強しなくちゃだめだよ。」と恩師であるフジヤマノトビウオこと古橋広之進先生がおっしゃっていたのを思い出しました。アスリートが世界で勝つためには、能力や技術だけじゃないってことを自身の経験から理解されていたのでしょう。きっと今の時代なら世界課題についての配慮も考えていらっしゃったに違いないと思います。

 

アスリートの言葉は重く多くの人に響きますです。例えば地球温暖化が叫ばれている現在において、勝利者インタビューの際「支えていただいたみなさん、応援をしていただいたみなさんのおかげです」というコメントが決まり文句ですが、その中に競技ができる喜びを含めた自然環境への気配りもあってほしいですね。