Athlete Social Responsibilityを考える

アスリートの社会的責任

アスリートの社会的責任はどうやら・・・

先日、スポーツ経営学のある大学の教授と話す機会をいただきました。

いつものように、CSRの話から、アスリートの方々が環境などの課題に対して意識があるのかどうかをお聞きしたところ、「まず無いね。」の一言。そして、Jリーグ選手においては契約時に社会貢献活動が盛り込まれているのですが、それは自らが進んでやるわけでなく機会を与えられ参加して、初めて「気づく」というのが現状のようです。プロという立場なら個人事業主なのでCSR活動をしても何もおかしくはないのですが、遊びがきっかけで始めたスポーツがいつのまにか仕事になってしまっている現状では、理念も目的もないのかもしれませんね。

 

児童就労が問題になったときのサッカーボールで素晴らしいプレーをしたところでその価値はどうなのでしょう?

古い記事ですが、

<サッカーボール業界の児童労働問題:ASPIRO> フェアトレードサッカーボール ASPIRO[アスピロ]

 

ここ2か月、色々なスポーツ関係の方にお話を聞きましたが、アスリートの社会的責任という概念は、ごくごくわずかな人しか理解されず、しかも、理解されている方々は、当事者(スポーツ関係者)ではなく部外者のようです。

しかし、世界ではSDGsのような大きなうねりがある中で、スポーツ界も環境オリンピックとされる2020年東京オリンピックまでにエシカルなアスリートを育てないと、上辺だけの大会になる気がします。

 

お・も・て・な・し」だけでは開催国の自己満足に過ぎないと思うのは私だけでしょうか。

 

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